セントポーリアの用土✍️(編集中)
セントポーリアは、アフリカ東部の高地の明るい樹林帯の中で自生しているそうです。
夜は、インド洋からの霧に包まれますが、降水量はさほど多くなく、従って、樹の根元などで、浅く根を張っているようです。雲霧林
ノルウェーの学者が現地で撮った、実際の写真もあったのですが、パソコンの故障で失いました。残念です。
用土は、腐葉等が堆積している場所ですが、元々が海が隆起した石灰岩質の土壌なので、酸性の腐葉と中和しているのではないかと思います。
好む酸度は、割に適合幅が広く
pH5.8〜6.8
と、弱酸性を好みます。
今迄に、様々な用土を試しておりますので、纏めてみます。
セントポーリア用土が入手出来ないと嘆いておられる方の役に立つと思います。
①ごく一般的に使われている用土は
ピートモス:バーミキュライト:パーライト
を混合したものです。
ただ、この3点の配合の割合は、個人の使い勝手、水やり管理の仕方で変わってきますが、ピートモスは必須です。抜いた用土では、しっかりした株を作ることが出来ません。理由は後ほど…
ぽーりあは、
ポーリン・バーソロミュー婦人から習った通り、この三種を等量に配合して使っています。
◎大きな株には、それなりに粗めのパーライトやバーミキュライトを使用します。バーミキュライトやパーライトは5ミリ〜7ミリ位の物を使っています。
良く1ミリくらいのパーライトを遣っている方を見受けますが、1ミリのパーライトは苗ようが良いのではないかと思います。
◎苗の時は別で、元々細かいパーライトが混合してあるカナダ製のピートモスを使っていますので、更に5ミリ〜7ミリのパーライトを混ぜて使っています。
私はピートモスを、大量に買い込んでありますので、秋になったらヤフオク定額で販売予定です。
(写真予定)
【注】このピートモスはもう輸入されないために、入手不可だそうです。
今は…腰痛と暑さで…😓
動けず、残念です。
②富士砂+腐葉土+バーミキュライト
栽培初期の頃(60年位前)、NHKの趣味の園芸の前身の中で、故柳宗民先生が話されていたもので、恐らくこれをご存じの方は殆どおられないと思います。これでも十分に育ちますが、大株を仕立てたことがなかったので、大きく育つかどうかは保証できません。単純に花だけ楽しむなら良いかも知れません。
今は、富士砂も、腐葉土も持ち合わせがないので写真は無し
但し、腐葉土には、雑菌や小さな虫の卵や又は虫本体がいることもありますので、殺菌する必要があります。
◎殺菌法は、蒸し器で蒸す(蒸気が上がってから約20分)、又は電子レンジ(1リットル約5分を目安にして必ず水を加えて湿らせてから使って下さい)を使うのが手っ取り早いですが、食品と一緒にすることを嫌われるかもしれません。その時は使わないお鍋を使って、蒸します。
時間は、水を含ませてから
➜電子レンジ 5分/L
➜蒸し器 20分/L
です。
こうしていても、腐葉土には空中に浮遊しているカビの胞子が付着すればカビが生えますので、キノコバエが発生します。
くれぐれも覚悟の上お使い下さい。有害ではありませんが、コバエはやや煩わしいです。
③水苔単用
これでも作れます。水苔は、地植えの植物扱いになるので、ややしっかりと植え付けます。
水苔の扱い方については、プロが様々サイトで紹介されてますので、そちらをご覧下さい。
④ベラボン
これも使ってみました。水はけがよく、毎日水をあげたい人には適しています。「酸度調整済み」か、どうかを良くお確かめ下さい。粗悪品では育ちません。
③④共に、肥料を含みませんので、肥培管理をしっかりしなければなりません。
⑤ペレポスト
木のクズに、木材腐食菌やラン菌を添加してあるものです。かなり利用が増えますが、乾燥させると縮み、根を痛めますが、これも毎日水を与えたい方には、暫く無肥料で育つので扱いが楽かもしれません。
くれぐれも乾かさないように…
使い方について知りたい方は、個別にお問合せくださいね。少し、面倒なので…
色々と混合した用土も結構使えます。
以上、まだまだ、色入とあります😅
セントポーリア用土に必要なことは…
- 水はけが良いこと
- 肥持ちもが良いこと
- 気相が1/3程度確保できること
- pHが適度であること
- …後は思い出したら書き足します
- どんな用土にも、必ず有機質のものを加えて下さい。肥料は有機質の物質によって分解、イオンの形で根に吸収されます。有機質を含まない用土は、痩せた用土と同じです。株をしっかり作ることは出来ません✍️
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